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けいしょう‐はにわ ケイシャウ‥【形象埴輪】
〘名〙 円筒埴輪に対して、物の形をした埴輪。家形埴輪、器財埴輪、動物埴輪、人物埴輪など形によって大別される。
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形象埴輪
けいしょうはにわ
埴輪の一種。家・動物・人物などをかたどった埴輪の総称。
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けいしょうはにわ【形象埴輪】
古墳の外表各所に列置した素焼きの土製品を埴輪と総称するが,考古学用語としては,これをさらに円筒埴輪と形象埴輪とに大別する。その場合の形象埴輪とは,各種の人工物や自然物の形態をかたどった埴輪の意味である。さらにその対象によって細分すると,人工物をかたどったものに家形(いえがた)埴輪,器財埴輪があり,自然物をかたどったものに動物埴輪,人物埴輪がある。 形象埴輪の起源について,《日本書紀》には,垂仁天皇の時に野見宿禰(のみのすくね)が人馬および種々(くさぐさ)のものの形の埴輪を作って陵墓に立て,殉死に代えたことにはじまると記している。
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デジタル大辞泉
「形象埴輪」の意味・読み・例文・類語
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世界大百科事典内の形象埴輪の言及
【埴輪】より
…表飾として古墳に樹立した土製品の一種。円筒埴輪と形象埴輪とに大別する。円筒埴輪は筒形を呈し,外面に箍(たが)状の突帯を巡らせ,突帯間に孔をうがつ。…
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