地表(読み)ちひょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「地表」の意味・わかりやすい解説

地表
ちひょう

地球の陸地表面をいい、地球表面ともいう。地表には山地、台地、丘陵、平野があり、熱帯の多雨で湿潤な気候から乾燥気候、温帯気候、冷帯気候および寒帯気候の地域にわたって存在し、人類はこれらの環境のもとでそれぞれ特色のある生活をしている。地表の最高点がエベレスト山の標高8848メートルで、標高1000メートル以下の地表がもっとも広く、陸地の平均高度は約840メートルである。地表は内的・外的営力によって徐々にあるいは急激に変化するとともに、人類もまた地表の変化に大きな役割をなしている。

[市川正巳]

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精選版 日本国語大辞典 「地表」の意味・読み・例文・類語

ち‐ひょう ‥ヘウ【地表】

〘名〙 地球の表面。土地の表面。地面
※詩序集(1133頃)南北月光明詩序〈藤原惟俊〉「天末雲斂、地表月明」 〔謝荘月賦

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デジタル大辞泉 「地表」の意味・読み・例文・類語

ち‐ひょう〔‐ヘウ〕【地表】

地球の表面。土地の表がわ。
[類語]地面地べた地上地肌陸上大地

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普及版 字通 「地表」の読み・字形・画数・意味

【地表】ちひよう(へう)

大地の表面。南朝宋・謝荘〔月の(も)し夫(そ)れ、氣、地表に霽(は)れ、雲天末に斂(をさ)まるときは、洞始めて波だち、木(やうや)く(を)つ。

字通「地」の項目を見る

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