巡礼道(読み)じゅんれいみち

精選版 日本国語大辞典 「巡礼道」の意味・読み・例文・類語

じゅんれい‐みち【巡礼道】

〘名〙 各霊場を巡拝する道すじ。西国巡礼でも四国巡礼でも、それぞれ三十三か所、八十八か所の札所順番が定められており、巡礼はその道順に従ってまわるようになっている。
浄瑠璃曾根崎心中(1703)「頼み有けるじゅんれい道、西国卅三所にもむかふと聞くぞ有りがたき」

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日本歴史地名大系 「巡礼道」の解説

巡礼道
じゆんれいみち

西国三十三所観音霊場の二〇番札所善峰よしみね(現京都市西京区)穴太あなお村の二一番札所穴太寺とを結ぶ道。穴太寺から善峰寺へ向かえば善峰道、逆路をとれば穴太道といわれる。巡拝路は平地をたどればおいさかを越えて遠回りになるので、山間部をほぼ直線的に通る。

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