寒谷(読み)かんこく

精選版 日本国語大辞典 「寒谷」の意味・読み・例文・類語

かん‐こく【寒谷】

〘名〙 寒い谷。冬の谷間
※新撰朗詠(12C前)上「遷喬何れの日、寒谷の蹊に泥(なづ)むと雖も〈大江以言〉」 〔論衡‐定賢〕

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日本歴史地名大系 「寒谷」の解説

寒谷
さぶたに

[現在地名]亀岡市篠町篠 寒谷

年谷としたに川の上流寒谷川最奥の山間部に立地。山城善峰よしみね(現京都市西京区)穴太あなお寺を往来する巡礼通路であった。しの村・もり村・古世こせ村の田地があり、篠村に属した。

上寒谷の篠村田地には出作農家が三、四軒あり、下寒谷の森村田地には出作家はなく、穀物は中品であった(桑下漫録)

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普及版 字通 「寒谷」の読み・字形・画数・意味

【寒谷】かんこく

冬の谷。

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