山積(読み)さんせき

精選版 日本国語大辞典 「山積」の意味・読み・例文・類語

さん‐せき【山積】

〘名〙 うずたかく積もること。また、解決すべき問題仕事などが沢山たまること。さんし。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉三「此処は両将雌雄を決し、死屍山積の中心なるを以て」
※ある死・次の死(1921)〈佐佐木茂索〉六「隆治は名古屋へ帰り着くと、商業学校長としての事務が山積してゐた」 〔崔駰‐達旨〕

やま‐づみ【山積】

〘名〙 山のように高く積もること。また、解決すべき問題や仕事などがたくさんたまること。さんせき
蟹工船(1929)〈小林多喜二〉七「蟹が甲板山積みになって、ゴソゴソ爪で床をならしてゐた」

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デジタル大辞泉 「山積」の意味・読み・例文・類語

さん‐せき【山積】

[名](スル)山のようにうず高く積もること。また、処理すべき仕事・問題などがたくさんたまること。やまづみ。「難問山積している」
[類語]山積み盛る積む重ねる積み重ねる積み上げる折り重なる積もる重なる降り積もる堆積累積

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普及版 字通 「山積」の読み・字形・画数・意味

【山積】さんせき

山積み。

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