デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富士田吉治(初代)」の解説 富士田吉治(初代) ふじた-きちじ 1714-1771 江戸時代中期の長唄唄方。正徳(しょうとく)4年生まれ。初代都太夫(みやこだゆう)和中から一中節をまなび,また歌舞伎役者佐野川万菊に入門,女方をつとめた。のち一中節の太夫となり2代都太夫和中をつぐ。さらに長唄に転じて名をふじ田吉次郎から富士田吉次(のち吉治)と改名,「鷺娘(さぎむすめ)」などを作曲。明和8年3月29日死去。58歳。初名は佐野川千蔵。俳名は楓江。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例