デジタル大辞泉
「宿曜経」の意味・読み・例文・類語
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しゅくよう‐きょう シュクエウキャウ【宿曜経】
密教の
経典。
インドの経典を唐の不空が訳したものといわれるが、
中国の
撰述ともいわれ、その
成立は明らかでない。七曜(日月五星)、十二宮、二十八宿の関係によって、日々の吉凶を定め、
誕生日による人の一生の運命を占う方法を説いた書。すくようきょう。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
宿曜経
しゅくようぎょう
Su-yao-jing
中国,唐代のインドの二十八宿七曜などを述べた選訳書。『文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経』が正式の書名で,中国密教の完成に努めた僧不空の訳。上下2巻。訳を史瑤が編集,それを楊景風が改集しところどころ註記したもので,広徳2 (764) 年に完成。インドの暦学と占星法の書で,天上の星の動き,その場所と,地上の人間の運命とは関係があるという考え方がみられる。七曜にはサンスクリット語ほか,ペルシア語,ソグド語,突厥語などがみえる。平安時代初期日本に伝わり,宿曜道 (すくようどう) の根本となった。
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宿曜経
宿曜占星術のこと。「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶日善悪宿曜経」(もんじゅしりぼさつしょせんしょせつきっきょうじじつぜんあくしゅくようきょう)の略称。基は、インド占星術で使われるナクシャトラのこと。
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