宛状・充状(読み)あてじょう

精選版 日本国語大辞典 「宛状・充状」の意味・読み・例文・類語

あて‐じょう ‥ジャウ【宛状・充状】

〘名〙
東寺百合文書‐応安六年(1373)八月七日・妙蓮売券「本所充状一通・手継証文三通を相そへて売渡候」
宛名特定の人にしないで、「各位」「御中」などの披露状(ひろうじょう)体裁をとった内々の書状
随筆貞丈雑記(1784頃)九「披露状、宛(アテ)状〈充状とも書なり〉付状と云」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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