姑根性(読み)しゅうとこんじょう

精選版 日本国語大辞典 「姑根性」の意味・読み・例文・類語

しゅうと‐こんじょう しうとコンジャウ【姑根性】

〘名〙 自分子ども配偶者のあらさがしをして口やかましく文句をいうような気持の持ち方。また比喩的に、若い人後輩のあらさがしをする気持や態度をいう。しゅうとめこんじょう。
腕くらべ(1916‐17)〈永井荷風一六「まだ表向さうと極りもしない中から姑根性を出すのかね」

しゅうとめ‐こんじょう しうとめコンジャウ【姑根性】

大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉一〇「理想論を振廻す田原を、小面憎く思ふ姑根性(シウトメこんじょう)が潜んで居た」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報