大間越番所跡(読み)おおまごしばんしよあと

日本歴史地名大系 「大間越番所跡」の解説

大間越番所跡
おおまごしばんしよあと

[現在地名]岩崎村大間越

碇ヶ関いかりがせき(現南津軽郡碇ヶ関村)野内のない(現青森市)とともに弘前藩のいわゆる「津軽三関」の一つ。西海岸から秋田領への出入口にあたり、大間越村の南方の海岸に突出た高所にあった御仮屋は村の北にある。この番所は寛文五年(一六六五)参勤交代路が碇ヶ関道に変更になるまで重要視された。「津軽一統志」慶長一二年(一六〇七)に「所々関所警衛」として「秋田堺 大間越口 篠森勘解由 同上 寺田讃岐」とみえ存在が確認される。

深浦ふかうら(現深浦町)方面から行くと、津梅つばい川を渡って大間越村に入り、左折して山道にかかり関門に出る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android