精選版 日本国語大辞典 「大流」の意味・読み・例文・類語
おお‐ながし おほ‥【大流】
〘名〙
② するはずの事をすっかり省いてしまうこと。
③ 能で、鼓を同じ間隔で続けて長く打つ手法。また、歌舞伎囃子の手法の一つ。太鼓を主奏とし、大太鼓を加えることが多い。オロシと称する手を大間に(ゆっくりと)、力強く打つもので、荒事の人物の登場音楽として用いられる。
※俳諧・毛吹草(1638)五「五月雨や鼓(つづみ)の滝の大ながし〈信勝〉」
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