デジタル大辞泉
「大仙市」の意味・読み・例文・類語
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大仙〔市〕
だいせん
秋田県中南部,横手盆地西部から真昼山地にかけて広がる市。 2005年大曲市,神岡町,西仙北町,中仙町,協和町,南外村,仙北町,太田町の1市6町1村が合体して市制。雄物川とその支流玉川の流域に広がり,古くから交通の要衝で,刈和野,神宮寺,大曲などは江戸時代に河港,さらに羽州街道の宿場町として発展した。県内有数の穀倉地帯で米作のほか,果樹,野菜の栽培が行なわれる。わら工芸品の飯田むしろは特産。北西部は出羽山地に属し,木材の生産も盛ん。古い伝統をもつ大曲の全国花火競技大会は,8月下旬雄物川岸で行なわれ観光客でにぎわう。刈和野の大綱引きは国の重要無形民俗文化財。豊川の水神社にある線刻千手観音等鏡像は国宝,美郷町にまたがる払田柵跡は国の史跡に指定。東部は真木真昼県立自然公園に属する。秋田新幹線,JR奥羽本線,田沢湖線,国道 13号線,105号線が通り,西部に秋田自動車道のインターチェンジがある。面積 866.79km2。人口 7万7657(2020)。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報