普及版 字通 「域(漢字)」の読み・字形・画数・意味
域
常用漢字 11画
[字訓] ちいき・くいき・かぎる・くぎる
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は或(よく)。〔説文〕十二下に或の重文として域を出だし、「なり。囗(ゐ)に從ひ、戈に從ひ、以て一を守る。一は地なり」という。或は囗(城邑)を戈で守る形で、國(国)の初文。その邑居の区域を域という。
[訓義]
1. ちいき、くいき。
2. そのように地域を限定することをいう。かぎる、くぎる。
3. 特定の区域、墓域などをいう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕域 サカヒ・カギル・シナ・タモツ 〔字鏡集〕域 サカヒ・カギル・ヰル・タモツ・ツカ・シナ
[語系]
或hiukは(有)hiuに対して限定することを意味し、域hiuk、國kukはその声義を承ける字である。囗・・圍(囲)hiuiは囗を衛り、囲む意。また或・域と関連する語である。
[熟語]
域域▶・域外▶・域中▶・域兆▶・域内▶
[下接語]
異域・禹域・塋域・遠域・遐域・海域・界域・外域・寰域・旧域・境域・疆域・区域・芸域・広域・荒域・国域・西域・殊域・浄域・職域・神域・人域・水域・聖域・絶域・壇域・地域・肇域・土域・統域・日域・辺域・方域・邦域・封域・流域・陵域・領域・霊域
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報