城山神社(読み)きやまじんじや

日本歴史地名大系 「城山神社」の解説

城山神社
きやまじんじや

[現在地名]坂出市府中町

城山山頂近く、標高四一三メートルの地点に鎮座祭神神櫛別命。旧県社。城山の頂上南東に突き出した峰を明神原みようじんばらと称し、城山神社のもとの所在地と伝え、巨石が四、五個併立している。地元ではこの巨石に対して雨を祈ったというから、古くから信仰があったものと思われるが、創祀年代は不詳。社伝では景行天皇の皇子神櫛別命が南海で悪魚を退治した勲功により、讃岐国の国造に任ぜられ、館舎を城山に造営して住居していたが、仲哀天皇八年、一二〇歳で没した。

城山神社
しろやまじんじや

[現在地名]福江市福江町

江戸時代は福江城内にあり、福江藩主の氏神であった。旧県社。祭神は保食神のほか宇久家盛宇久競・五島純玄。弘和元年(一三八一)福江藩主の祖とする宇久家盛の霊を宇久覚が宇久うく島の曹洞宗東光とうこう(現宇久町)境内に祀り、また稲荷社を合祀して城山宮と称したのに始まるという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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