土庄郷(読み)とのしようごう

日本歴史地名大系 「土庄郷」の解説

土庄郷
とのしようごう

小豆島本島と狭い海溝で隔てられた鹿(前島)にある土庄村、その西の島にある家浦いえうら唐櫃からと甲生こう三ヵ村を含む近世の郷で、土庄村を本村とし、残り三ヵ村を枝村とする。慶長一〇年(一六〇五)検地時には「土庄組」として、旧肥土ひと庄の里肥土さとひと村・山肥土やまひと村および伊喜末いぎすえ村・土庄村・豊島てしま三ヵ村を含む広域の組の名称ともなっている。土庄組の高八八九石余(小豆島全図)。寛永三年(一六二六)島内を九郷に分割するにあたり、土庄組のうち里肥土村・山肥土村・伊喜末村は上庄かみしよう郷・淵崎ふちざき郷・肥土山ひとやま郷などとなり、前記のように四ヵ村が土庄郷になって幕末に至った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android