土庄村(読み)とのしようむら

日本歴史地名大系 「土庄村」の解説

土庄村
とのしようむら

[現在地名]土庄町土庄町

小豆島の南西端、淵崎ふちざき村との間にある海溝により小豆島本島から独立した鹿(加島)、通称まえ島に位置する。土庄・大木戸おおぎと鹿島の三集落からなる。東は池田いけだ湾に面し、西は小豊おで島を間にして島と相対する。南は備讃瀬戸。海溝の西入口に良港を形成する。慶長一〇年(一六〇五)検地時、土庄組の中核をなし、高一〇四石余(小豆島全図)。寛永三年(一六二六)島内を九郷に分けたときも豊島三ヵ村を加えた土庄郷中心で、当村本村、豊島三ヵ村を枝村とした。庄屋笠井氏が居住し、村内にさらに大木戸・鹿島両枝村があり、豊島三ヵ村と同じく年寄・組頭が置かれていた。宝暦明細帳によれば高五七七石余・反別一二〇町八反余(田二二町余・畑八八町余など)塩浜は土庄・大木戸・鹿島三ヵ所で一四町余・浜数六一三・塩浜役一千一二八俵。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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