デジタル大辞泉
「卓」の意味・読み・例文・類語
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しょく【卓】
〘名〙
① (「しょく」は「卓」の
唐宋音) 仏前に置き、香・花・灯・燭などを供える机。茶の湯にも、香にも用いられた。
※
太平記(14C後)三五「笈
(をい)の中より小硯取り出だし、卓
(ショク)の上に立たりける
位牌の裏に、一首の歌をぞ書かれける」
② 食事をする机。テーブル。食卓。
※不言不語(1895)〈
尾崎紅葉〉七「奥様も
御手を下し給ひて、御料理の数々卓
(ショク)に排
(なら)べて」
③ 香木の名。分類は
伽羅(きゃら)。香味は
苦辛。六十一種名香の一つ。
たく【卓】
〘名〙
① 物を置く台。つくえ。テーブル。
※
蔭凉軒日録‐永享一二年(1440)七月二二日「卓一脚献
レ之」
② (形動タリ) 他より高いこと。他を抜いて、すぐれていること。きわだっていること。また、そのさま。
※交隣須知(18C中か)四「卓々
タクトシテ ココロガ アイカタイ」 〔
法言‐
学行〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報