出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
岩手県北上盆地の中央にある市。1954年和賀郡黒沢尻町と飯豊,更木,二子,鬼柳の4村,胆沢郡相去,江刺郡福岡の2村が合体して市制。人口9万3138(2010)。1991年和賀郡和賀町と江釣子村を編入。中心の黒沢尻は北上川と和賀川の合流点近くの河岸段丘上に位置し,藩政時代には北上川水運の最大の河港集落として栄え,奥州街道の宿場でもあった。1890年東北本線が開通し,現在では東北新幹線,東北自動車道,秋田自動車道が通じ,JR北上線の分岐点でもある交通の要地となっている。パルプ,機械,電機,鉄工など工業団地の造成によって内陸工業都市の基盤を築きつつある。付近には桜並木の北上展勝地公園や立花の万福寺(毘沙門堂)にある二天王立像および毘沙門天像(ともに重要文化財),黒沢尻柵の国見山遺跡などの名勝,史跡が多い。鬼剣舞(おにけんばい)など県下の郷土芸能が披露される〈みちのく芸能まつり〉は,東北六大祭に指定され,郷土色の濃い夏祭として知られる。
執筆者:川本 忠平
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
宮城県東部、桃生郡(ものう)にあった旧町名(北上町(まち))。現在は石巻(いしのまき)市の北東部を占める地域。旧北上町は1962年(昭和37)町制施行。2005年(平成17)石巻市に合併。追波(おっぱ)川左岸から追波湾北岸にかけての農漁村。沿岸漁業やカキ、ホタテガイ、ワカメなどの養殖業を行う。水田は1戸当りの耕作面積が小さく酪農団地が造成され、また農産物加工にも力を入れている。海岸一帯は三陸復興国立公園(旧、南三陸金華山国定公園)の一部で、神割(かみわり)崎などの景勝地が多い。
[青柳光太郎]
『『北上町百年の概要』(1975・北上町)』▽『『北上町史』全4巻(2004~2005・北上町)』
「球磨型軽巡洋艦」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…陸奥国和賀郡の在郷町。現在の岩手県北上市(1954年市制)の中心地域。北上川と和賀川の合流地域にある交通の要所。…
※「北上」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新