再(漢字)

普及版 字通 「再(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 6画

[字音] サイ
[字訓] ふたつ・ふたたび

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 象形
組紐(くみひも)の形。(ぜん)の上に一を加えて、組紐をそこから折り返す意を示す。金文には下端に二を加えて、その意を示すものがある。〔説文〕四下に「一擧にして二なり。(こう)の省に從ふ」とするが、材木を構架する形である。(称)は禾穀の量を「(はか)る」意。(しよう)は組紐や糸・織物の類をもちあげて、天にかけてその重さをはかる意で、織物の糸数や重さの単位をもといい、がその初文である。布帛を架して折り返した畳(しょうじょう)の形が再、それで再度の意となる。〔説文〕四下を「(あは)せて擧ぐるなり」の意とするが、再が併挙、は称量をいう。

[訓義]
1. ふたつ、ふたたび。

[声系]
〔説文〕水部十一上に「雷震たるなり」とあり、遠く雷震の鳴りひびく声をいう。その擬声語である。

[熟語]
再謁・再縁・再嫁再駕・再会再刊再起・再期再議・再挙再遇・再計・再見・再建・再献・再顕・再現再顧再晤再興・再婚・再三・再思・再四・再次再娶・再宿・再熟再誦・再・再食再審・再生・再世・再成・再請・再説・再染再戦再祚・再造再訂・再伝・再度・再読再任再燃・再拝・再倍・再発・再犯再版・再反・再命・再遊再来・再
[下接語]
一再・重再

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android