児玉南柯(読み)こだま なんか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「児玉南柯」の解説

児玉南柯 こだま-なんか

1746-1830 江戸時代中期-後期儒者
延享3年11月4日生まれ。武蔵(むさし)岩槻(いわつき)藩(埼玉県)につかえ,昌平黌(しょうへいこう)にはいる。侍講などをつとめ,寛政11年私塾遷喬館(のち藩校)を設立した。文政13年1月4日死去。85歳。甲斐(山梨県)出身本姓豊島。名は琮。字(あざな)は玉卿。通称宗吾。著作に「漂客紀事」「徳教篇」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の児玉南柯の言及

【岩槻藩】より

…家禄を有する者は57人にすぎず,高も250石から40石という小禄であった。5代忠正のとき,家臣児玉南柯の家塾遷喬館経営を助け,後に藩校とした。6代忠固の1843年(天保14)将軍家慶の日光社参の宿館となり城内に大修理を加え,45年(弘化2)江戸城本丸普請の功により3000石加増した。…

※「児玉南柯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android