精選版 日本国語大辞典 「下墨」の意味・読み・例文・類語
さげ‐す・む【下墨】
〘他マ四〙 (「さげすみ(下墨)」を活用させた語)
① 下げ墨をする。柱などの傾きをしらべる。
※七十一番職人歌合(1500頃か)一番「おし直す工もいさやすみがねにさけすむ月のかたぶきにけり」
③ =さげすむ(蔑)
※骨ぬすみ(1899)〈広津柳浪〉九「五作の笑調子が如何にも下墨(サゲス)む様に聞こえたので」
さげ‐すみ【下墨】
〘名〙 (「さげずみ」とも)
② 物をおしはかること。推量。さげしみ。
※日葡辞書(1603‐04)「Saguesumiuo(サゲスミヲ) スル〈訳〉推量、推測をする」
さげ‐しみ【下墨】
〘名〙 =さげすみ(下墨)〔文明本節用集(室町中)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報