蔑・貶(読み)さげすむ

精選版 日本国語大辞典 「蔑・貶」の意味・読み・例文・類語

さげす・む【蔑・貶】

〘他マ五(四)〙 (「さげすむ(下墨)」から転じた語) 他を、自分より価値の低いものと見て、軽蔑する。見下げる。見くだす。さげしむ。
甲陽軍鑑(17C初)品三二「北条家の松田大道寺を始、信玄公の、氏政をさげすみ給ふと、せうしく存ずる也」
[語誌]→「さげすむ(下墨)」の語誌

さげすみ【蔑・貶】

〘名〙 (「さげすみ(下墨)」から転じた語) さげすむこと。みさげること。さげしみ。
※甲陽軍鑑(17C初)品二二「父の御さげすみにあづかる事も無念なれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android