上方落語(読み)かみがたらくご

精選版 日本国語大辞典 「上方落語」の意味・読み・例文・類語

かみがた‐らくご【上方落語】

〘名〙 京阪の落語家が初演した、上方色の豊かな落語。見台を前にして、小拍子を鳴らし、鳴り物を入れる演出法もある。大阪落語上方咄(かみがたばなし)
※巷談本牧亭(1964)〈安藤鶴夫〉甘酒「漫才ばかりをかわいがって、上方(カミガタ)落語というものを、とうとう、全滅の寸前にまで追い込んだ」

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デジタル大辞泉 「上方落語」の意味・読み・例文・類語

かみがた‐らくご【上方落語】

上方を中心に発達した落語。江戸中期の露の五郎兵衛米沢彦八を祖とする。見台けんだいを前へ置き、張り扇小拍子を鳴らし、時には囃子はやしや鳴り物も入れる。大阪落語。上方咄かみがたばなし

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知恵蔵 「上方落語」の解説

上方落語

江戸落語」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「上方落語」の意味・わかりやすい解説

上方落語
かみがたらくご

落語

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世界大百科事典内の上方落語の言及

【落語】より

…露の五郎兵衛は《露がはなし》《露新軽口ばなし》など6部の咄本を残し,現在の落語の原型も多い。米沢彦八は五郎兵衛以後の上方落語界の中心になり,その咄には現在口演されるものも多い。大坂では辻咄をする者の異名を〈彦八〉と称したほど有名だった。…

※「上方落語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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