三世十方(読み)サンゼジッポウ

デジタル大辞泉 「三世十方」の意味・読み・例文・類語

さんぜ‐じっぽう〔‐ジツパウ〕【三世十方】

仏語三世十方。無限の時間と無限の空間

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三世十方」の意味・読み・例文・類語

さんぜ‐じっぽう ‥ジッパウ【三世十方】

〘名〙 仏語。三世と十方。過去・現在・未来と、東・西・南・北・西北・西南・東北・東南・上・下の称。また、無限の時間と空間をいう。
今昔(1120頃か)一一「三世(さんぜ)十方の仏、我が為に不二法門(ふにほふもん)を示し給へ」
浄瑠璃大職冠(1711頃)一「月日世界を照らすが如く、一念仏性、三世十方に通達し」

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