ベルリオーズ アレクサンドル(英語表記)Berlioz Alexandre

20世紀日本人名事典 の解説

ベルリオーズ アレクサンドル
Berlioz Alexandre

07のカトリック司教 パリ外国宣教会宣教師;函館司教区長。



国籍
フランス

生年
1852年9月12日

没年
1929年12月30日(一説には12月27日)

出生地
サボア県セリエール・アン・シャンターニュ

経歴
1870年シャンベリの神学校に入学、1872年パリ外国宣教会に入会、1875年司祭叙階。1876年から香港マルセイユで宣教会の会計を担当したのち1879年来日。日本語修得後1880年盛岡に赴任して伝道を開始し、聖堂を建設。1883年東京浅草教会を経て、1884年から函館教会に転じて教勢を伸ばし、1890年函館郊外湯の川に孤児院設立。1891年北日本代牧区が2分されて北海道・東北・新潟にわたる函館司教区開設とともに最初の司教に叙階され、初代教区長に就任、1927年まで務めた。1893年からはアイヌの人々の村落に滞留して伝道、アイヌ語の教理書も編集した。1986年トラピスト会を招き函館郊外当別に男子トラピスト修道院、1898年湯の川に女子トラピスト修道院を開設、1907年にはフランシスコ会士を招き、さらにフランシスコ修道女会を北海道に呼んで札幌に日本最初のカトリック病院を設立、また神言会の宣教師を秋田地方に招くなど教化に尽力三陸大津波や函館、新潟、青森大火復興にも尽力、函館元町教会聖堂再建などの事蹟を残した。’27年健康を害して引退、香港を経て帰国

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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