ダンマーム(英語表記)Ad-Dammām

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダンマーム」の意味・わかりやすい解説

ダンマーム
Ad-Dammām

ダンマンと呼ばれることもある。サウジアラビア東部ハサ地方都市ペルシア湾にのぞみ,バーレーン島の北西方に位置する。 1948年,付近で大埋蔵量を誇るガッワール油田が発見され,それまで農業,特に酪農に依存していた町の経済活動が一変し,石油産業を中心とした町となった。新しい海港,石油,天然ガスの中枢,サウジアラビア東部の商業中心地として発展しつつある。リヤードからの鉄道終点であり,リヤードをはじめ,ザフラーンフバルカティーフなどと道路で結ばれている。人口 20万 (1980推計) 。

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百科事典マイペディア 「ダンマーム」の意味・わかりやすい解説

ダンマーム

サウジアラビアの東部の都市。ペルシア湾に臨む港湾都市で,首都のリヤドに通ずる鉄道の東の起点となっている。1938年に近くのザフラーン(ダーラン)を中心とする,膨大な埋蔵量を有する油田が発見され,それまでの小さな港町は急激に発展した。現在はこの油田地域の中心都市で,港からは石油,天然ガスを輸出している。また同国東部の商業の中心地ともなっている。人口90万人(2010)。

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世界大百科事典(旧版)内のダンマームの言及

【ダハラーン】より

…1964年に石油鉱物大学が創設され,科学技術教育を行っている。近隣の港都ダンマームal‐Dammām(東部州都),商都フバルal‐Khubarとともに,ダハラーン地区と総称されることもある。東部油田地帯に働く人々のほとんどがこの地区に住む。…

※「ダンマーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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