中枢(読み)ちゅうすう

精選版 日本国語大辞典 「中枢」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐すう【中枢】

〘名〙 (「枢」は戸のくるるで、開閉を自由にする重要なところ)
中心となるたいせつなところ。重要な部分枢軸。〔新編教育学(1894)〕
※金(1926)〈宮嶋資夫〉一「金融機関の中枢(チウスウ)である取引所を閉鎖せしめた」 〔太玄経‐周〕
中央政府の称。〔劉禹錫‐和令狐相公初帰京国言懐詩〕
※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉五「尖(とがり)て点(ピント)の如く一中枢(チウスウ)を合成し、其尖点恰(ほどよ)く脳筋衣(なうきんい)に達すれば」

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デジタル大辞泉 「中枢」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐すう【中枢】

中心となる大切なところ。重要な部分。「経済中枢をなす」「中枢部」
中枢神経系」または「神経中枢」に同じ。「中枢に作用する薬」「感覚中枢
[類語]中核枢機枢軸機軸枢要中心しゅじくかなめはしら中軸主軸主体主力基幹根幹要石かなめいし大本おおもと根本基盤大根おおねキーストーン

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