普及版 字通 「サク(漢字)」の読み・字形・画数・意味
17画
[字形] 形声
声符は責(せき)。〔易、辞伝上〕に「(さく)(奥深い道)を探り隱を索め、深きを鉤しきを致し、以て天下の吉凶を定む」とあり、〔〕に「とは幽深見きを謂ふ」と解する。(い)は・煕(熙)(き)の従うところで、乳房の象形であり、は授乳の象。はを意符として用いるものであろうが、〔易〕のほかに用例がなく、また〔易〕の用字法にはかなり特殊なものがあり、字の形義を考えがたいところがある。
[訓義]
1. おくぶかい、幽深のところ、はじめ。
2. 字はまた嘖に作る。
[古辞書の訓]
〔立〕 オギロナリ 〔字鏡集〕 オギロ・フカシ
[下接語]
隠・淵・奥・至・冥・幽
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報