幽深(読み)ゆうしん

精選版 日本国語大辞典 「幽深」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐しん イウ‥【幽深】

〘名〙 (形動) もの静かで奥ゆかしいこと。ひっそりとして奥深いこと。また、そのさま。
三教指帰(797頃)下「金仙一乗法、義益最幽深」
保元(1220頃か)下「声和かなる雎鳩の河の洲にあって楽しめる体、幽深として其器あるが如し」 〔易経‐繋辞・上〕

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普及版 字通 「幽深」の読み・字形・画数・意味

【幽深】ゆう(いう)しん

隠微にして奥深い。〔易、辞伝上〕其の命を受くるやきの如く、幽深ること无(な)く、に來物を知る。天下の至に非ずんば、其れ孰(たれ)か能く此れに與(あづか)らん。

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