コウ(クヮウ)・あらあらしい・わるい(漢字)

普及版 字通 の解説


18画

[字音] コウ(クヮウ)
[字訓] あらあらしい・わるい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は廣(広)(こう)。〔説文十上に「犬として附(なつ)くべからざるなり」とあり、なつきにくい犬をいう。〔漢書、叙伝下〕に「たる秦」の語がある。

[訓義]
1. あらい、あらあらしい、たける。
2. わるい、は粗暴でわるいさま。
3. 猛犬
4. 憬と通じ、さとるさま。

[古辞書の訓]
名義抄 コハシ・タ(ク)ルフ・イヌ 〔字鏡集〕 コハシ・イヌ・イサム・オロソカナリ・タフル・タフシ(レ)

[熟語]

[下接語]
・凶・強・荒・狙・粗・貪

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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