世界大百科事典 第2版 「キヅタ」の意味・わかりやすい解説
キヅタ【ivy】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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ウコギ科(APG分類:ウコギ科)の常緑藤本(とうほん)。アイビーと称し観葉植物とされるものも同じ仲間である。枝は気根を出し、岩上や樹上をよじ登る。葉は互生し、長さ3~7センチメートル。光沢があり、質は厚い。葉形には2型があり、若い枝では三~五角形で浅く3裂し、年を経た枝では卵状披針(ひしん)形で全縁。花は10、11月、当年枝の先端から伸びた散形花序につき、黄緑色。果実は球形の核果で、翌年の春に黒く熟す。ツタ(ブドウ科)よりも木らしいのでこの名がある。またツタが落葉性であるのに対して、常緑性で冬も葉があるためフユヅタともいう。北海道南部から沖縄および朝鮮、台湾に分布。庭木として普通に栽培される。キヅタ属は15種からなり、ユーラシアを中心に分布する。
[門田裕一 2021年11月17日]
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