エイサー(読み)えいさー

デジタル大辞泉 「エイサー」の意味・読み・例文・類語

エイサー(Acer Inc.)

台湾のコンピューターメーカー。1976年設立ディスプレー周辺機器メーカーBenQベンキューパソコン部品メーカーAOpenエーオープン傘下に置く。1988年に日本法人を設立。2007年に米国ゲートウェイ社を買収。パソコン、PDAサーバーデジタルカメラ、周辺機器を製造・販売する。

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百科事典マイペディア 「エイサー」の意味・わかりやすい解説

エイサー

沖縄本島盆踊り。旧暦7月15日に行われる。三味線弾きや太鼓打ちを中心としてそのまわりを男女が混ざってまわりながら踊り,その後に行列を作って辻々や各家を巡回する。〈エサオモロ〉に念仏信仰が接合したもので,冒頭念仏歌を歌い,祖先の霊を供養するならわしである。〈サーエイサー〉というはやしことばからの称。→おもろさうし琉球
→関連項目チョンダラーパーランクー

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「エイサー」の意味・わかりやすい解説

エイサー
えいさー

沖縄諸島全域に伝わる盆踊り。17世紀ごろ仏教(浄土宗)とともに本土から伝来し、首里(しゅり)、那覇を中心にしだいに地方へ広まったようである。歌詞は七五調で、親への孝養を説く「継親念仏(ままうやにんぶち)」「親の御菩提(うやぬぐぶだい)」などを三味線にのせた「仲順流れ(ちゅんじゅんながり)」の節で歌うのが伝統的だが、近年は男女の交遊を歌う八・六の琉歌(りゅうか)調の歌なども付加されるようになった。旧盆の15日夜、精霊送りを済ませたころ、餓鬼に扮(ふん)した男女の若者たちが家々を巡り歩き、庭先で輪になって「エイサー、エイサー」と囃(はや)しながら踊る。八重山(やえやま)列島の精霊(そーろん)アンガマもエイサーと同じく沖縄諸島を経て伝わった盆踊りで、石垣市内の四箇(しか)を中心とする士族アンガマと、それ以外の農村の百姓アンガマの二つに分けられる。百姓アンガマは男女の輪踊りであるが、士族アンガマは、あの世からやってきたとされる面をかぶった翁(うしゅまい)と姥(んみー)に連れられ、ほおかぶりをした一行が家々の庭先で芸能を奉納する。

[宜保栄治郎]

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デジタル大辞泉プラス 「エイサー」の解説

エイサー

沖縄県の舞踊。旧盆(旧暦7月13日~15日)の時期に、旗持ちや三味線、踊り子などからなる男女の行列が念仏唄や民謡を歌い踊り、集落の各戸を回る。

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事典・日本の観光資源 「エイサー」の解説

エイサー

(沖縄県うるま市)
残したい日本の音風景100選」指定の観光名所。

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世界大百科事典(旧版)内のエイサーの言及

【沖縄[県]】より

…7月7日には墓掃除や洗骨がなされ,盆を行う所ではその準備が始まる。盆には,遊び念仏,盆踊ともよばれるエイサーが沖縄島中部で盛んに行われる。7月15日の晩に精霊送りをすますと,村の男女はエイサーを踊りながら各戸をまわって酒を求めた。…

【北谷[町]】より

…沖縄市のベッドタウンとして住宅地化が進み,海岸の埋立ても行われている。旧盆には,三線(さんしん),太鼓を打ちならし念仏歌や道行歌を歌いながら家々をまわる盆踊のエイサーが行われる。国道58号線が那覇市に通じる。…

※「エイサー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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