デジタル大辞泉
「もじゃもじゃ」の意味・読み・例文・類語
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もじゃ‐もじゃ
[1] 〘副〙
① (「と」を伴って用いることもある) 毛や
草木などが、不揃いに密生しているさまを表わす語。もしゃもしゃ。
※くれの廿八日(1898)〈
内田魯庵〉二「髯の
毿毿(モヂャモヂャ)した筋骨逞ましい人や」
②
物事が入りくんで混乱するさまを表わす語。ごたごた。もじゃくじゃ。
※絅斎先生敬斎箴講義(17C末‐18C初)「何の埒も無ふもじゃもじゃと交り」
[2] 〘形動〙 (一)①に同じ。
※社会百面相(1902)〈内田魯庵〉
猟官「
毬栗頭の鬚毿々
(モヂャモヂャ)の
洋服は
満面に笑を浮べつ」
[3] 〘名〙
① 入りくんだもめごと。ごたごた。もじゃくじゃ。
② 不揃いに毛が密生していたり、表面がけば立ったりしている状態。
※別れた妻に送る
手紙(1910)〈
近松秋江〉「
夏季の間に裏返したらしい畳のモジャモジャを見て」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報