デジタル大辞泉
「ぎちぎち」の意味・読み・例文・類語
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ぎち‐ぎち
[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 物がふれあったり、こすれあったりしてきしむ音を表わす語。
※二百十日(1906)〈
夏目漱石〉二「水を含んだ
手拭は、岡の様に肉づいた脊中をぎちぎち磨り始める」
② 物事が円滑にいかないさま、特に生活状態が
不如意で、ゆとりのないさまを表わす語。ぎっちぎち。
※
洒落本・多佳余宇辞(1780)「
冬年の仕まひもぎちぎち」
※歌舞伎・丹波与作手綱帯(1693)三「喉に詰まり、ぎちぎちするを」
[2] 〘形動〙 物がいっぱいに詰まっているさま。また、そのために物事が円滑にいかないさま。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報