デジタル大辞泉
「すうすう」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
すう‐すう
[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 息を吸ったりはいたりする音、呼吸の細く激しくなる音、寝息、
鼻息の音などを表わす語。すっすっ。
※虎明本狂言・合柿(室町末‐近世初)「『べうべうとゆふ分じゃ』 すうすうといふ」
② すき間から風が吹き通る音や風が通ってうすら寒く感じるさまを表わす語。
※
俳諧・
去来抄(1702‐04)同門評「或は杉の木にすうすうと風の吹わたりなどといふを賞し給ふ」
③ 物事が支障なく進んで行くさまを表わす語。すっすっ。
※滑稽本・古朽木(1780)一「
巣鴨の菊見の帰には、すうすう
吉原へのめり込んで」
[2] 〘形動〙 (鼻息をたて、精いっぱいやるという意から) 可能な、または、ゆるされる限りの、ぎりぎりの限度にどうにか達するさま。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報