どきどき

精選版 日本国語大辞典 「どきどき」の意味・読み・例文・類語

どき‐どき

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) 驚き、恐れ、不安、または、喜び、期待などによる気持の高ぶりや、はげしい運動などによって、動悸がはげしく打ち続けるさまを表わす語。
浮世草子・好色ひともと薄(1700)一「ひとめ見るよりぬいへもんは、ときときするむなさわぎ」
斜陽(1947)〈太宰治〉「私が不安と恐怖で胸をどきどきさせながら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「どきどき」の意味・読み・例文・類語

どき‐どき

[副](スル)激しい運動、または不安・恐怖・驚きなどで心臓動悸どうきが速くなるさま。名詞的にも用いる。「階段を上るだけでどきどきする」「面接を控えて胸がどきどきする」「胸のどきどきが止まらない」
[類語]ぎっくりどきんどきっとどきりとひやひやおどおどあぶなあぶな恐る恐るこわごわおっかなびっくりおじおじおずおずはらはらあっとはっとぎょっとぎくりとびくっとびくりわなわながたがたがくがくぶるぶるひくひくびくびくぴくぴくぴくりひやり総毛立つ背筋が寒くなるぞっとする肌に粟を生じる身の毛がよだつ鳥肌が立つひやっと冷や汗冷汗三斗寒心慄然興奮熱狂熱中高揚感奮激発激昂げきこう逆上上気エキサイトフィーバー(―する)おののく臆するおびえるびくつくおじるおじける恐怖恐れをなす悪びれる案ずる気になる気に病む高ぶるのぼせる激するかっとなるいきり立つはやり立つわくわくするぞくぞくするのぼせ上がる血迷う血走る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android