デジタル大辞泉
「鳥口」の意味・読み・例文・類語
とり‐ぐち【鳥口】
文杖などの尖端の、物を挟む所。ここに文書などを挟んで位の上の人に差し出した。鳥のくちばしに似ているところからいう。
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とり‐ぐち【鳥口】
〘名〙
①
文杖(ふづえ)などの
尖端の、文書を挟む切り口。ここに文書を挟んで
貴人に差し出した。鳥の嘴
(くちばし)に似ているところからいう。
※後二条師通記‐寛治四年(1090)四月二〇日「左右毛付奏持来、左大将取之、各披閲畢、挿二鳥口一」
とり‐の‐くち【鳥口】
※
諸国風俗問状答(19C前)備後国深津郡本庄村風俗問状答「鳥の口と申て苗代の中へ茅なとを
三本立、其脇に糄き米を
一握の撮
(つま)み置申」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報