鮨桶(読み)すしおけ

精選版 日本国語大辞典 「鮨桶」の意味・読み・例文・類語

すし‐おけ ‥をけ【鮨桶】

〘名〙
鮨魚を漬けこむ桶。《季・夏》
※俳諧・竹馬狂吟集(1499)一〇「くはぬいひこそひげに付きたれ すし桶をあけてみたればなまづにて」
② 鮨をもりつける盤台
秋風二人の男(1965)〈庄野潤三〉一「板の間に坐った細君右手すし桶がある」

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デジタル大辞泉 「鮨桶」の意味・読み・例文・類語

すし‐おけ〔‐をけ〕【××桶】

鮨飯を作るときに用いる浅い、白木の桶。もとれずしを作る漬け込みの桶。飯台はんだい飯切はんぎり 夏》「―を洗へば浅き遊魚かな/蕪村
鮨を並べる円形の平たい器。木製や樹脂製で塗りが施されている。多く、出前などで使う。盤台。

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食器・調理器具がわかる辞典 「鮨桶」の解説

すしおけ【鮨桶】

➀すしを盛りつける浅い桶。出前のときなどに用いる。黒い漆塗りのものが多い。
すし飯を作るのに用いる浅い桶。ちらしずしなどを盛りつけて、そのまま供することもある。さわら材が良いとされる。◇「はんぎり」「はんだい」ともいう。◆すしは当て字で「寿司」と書くことも多い。

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