駆付・駆着(読み)かけつける

精選版 日本国語大辞典 「駆付・駆着」の意味・読み・例文・類語

かけ‐つ・ける【駆付・駆着】

〘自カ下一〙 かけつ・く 〘自カ下二〙
① 馬を走らせて、また、走って行ってそこに着く。大急ぎでそこに行く。〔日葡辞書(1603‐04)〕
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉一〇「あとからすぐ現場へ馳けつけた」
一人が続けて酒を何杯も飲む。→駆け付け三杯
歌舞伎綴合於伝仮名書高橋お伝)(1879)三幕「イヤ熱いのぬるいのと、文句を付けて、さう駈けつけられてたまるものか」

かけ‐つ・く【駆付・駆着】

[1] 〘自カ四〙 走って行って到着する。
※唱歌・うさぎとかめ(1901)〈石原和三郎〉「どちらがさきに、かけつくか」
[2] 〘自カ下二〙 ⇒かけつける(駆付)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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