馬見神社(読み)うまみじんじや

日本歴史地名大系 「馬見神社」の解説

馬見神社
うまみじんじや

[現在地名]嘉穂町馬見 宮小路

馬見山(九七七・八メートル)の北西麓に鎮座する。祭神は伊弉諾尊・天津彦火瓊瓊杵尊・木花咲哉姫命。旧県社。「続風土記」は馬見山上に馬見大明神の社があり、白馬大明神ともいい、祭神不詳とする。「続風土記附録」によると祭神は天津彦火火出見尊・瓊瓊杵尊、相殿に賀茂大明神・荒穂大明神を祀る。いつからこれらの神名を称したかは不明で、かつては馬見山頂にあったが、のちに麓に移したという。山上には大岩のもとに小祠があり御神ごしん所とよぶ。馬見村の産神で祭礼は一〇月二九日。秋月藩の祈願所で御領分大社八社の一つに数えられ、嘉麻かま郡の惣社として郡一円からの尊崇を受けていた(江藤家文書解題)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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