飛六方(読み)トビロッポウ

デジタル大辞泉 「飛六方」の意味・読み・例文・類語

とび‐ろっぽう〔‐ロクパウ〕【飛(び)六方】

歌舞伎六方の一。一足ずつにはずみをつけて飛ぶように踏む六方。走っていくようすを表すもので、「勧進帳」の弁慶などにみられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「飛六方」の意味・読み・例文・類語

とび‐ろっぽう ‥ロクハウ【飛六方】

〘名〙 歌舞伎の演技一つ両足にそれぞれはずみをつけてとぶように踏む六方。「勧進帳」の幕外で弁慶が踏む六方など。
※黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉三「懐手して室内を飛六法(トビロッパフ)でも踏む様な足どりで」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android