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ラルストニア・ソラナセアラムRalstonia solanacearumという細菌によっておこる植物の病気。葉や茎が急にしおれて枯れる。トマト、ナス、タバコなどのナス科植物のほか、ラッカセイ、バナナなど百数十種に及ぶ植物に発生する。病原細菌は土壌の中にいて、主として根の傷口から侵入し、導管内で増殖して、水分の上昇を阻害するため、植物がしおれる。病気になった植物の地際(じぎわ)の部分を切ってみると、導管の部分が褐色になっており、茎を押すと、乳白色の汁液が出るのが特徴である。病原細菌には系統があって、各系統により侵す植物の種類が異なる。防除法は、ナス科作物を長く栽培しない畑を選んで作付け(輪作)するか、発病地に栽培するときは土壌をクロルピクリンで消毒する。
[梶原敏宏]
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…子囊菌Ceratocystisによる)はキクイムシが体に胞子を付着して伝搬する。細菌の寄生によって起こる導管病にはイネ白葉枯病,ジャガイモ輪腐病,トマトやナスの青枯病,キャベツやダイコンの黒腐病などがある。イネ白葉枯病では細菌が葉縁にある水孔から感染し,葉脈に沿って白く枯れた病斑が形成される。…
※「青枯病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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