数日(読み)すじつ

精選版 日本国語大辞典 「数日」の意味・読み・例文・類語

す‐じつ【数日】

菅家文草(900頃)二・夏夜於鴻臚館餞北客帰郷「征帆欲繋孤雲影、客館争容数日
※富岡先生(1902)〈国木田独歩〉二「彼は此数日(スジツ)重荷が急に軽くなったかのやうに、いそいそと路を歩いたが」

かぞえ‐び かぞへ‥【数日】

〘名〙
年の暮れになって日数が残り少なくなること。残りの日数の少ない年末。《季・冬》
※雑俳・柳多留‐六(1771)「かぞへ日に成ってとそねむ年わすれ」

すう‐じつ【数日】

〘名〙 三~四日、五~六日ぐらいの日数をばくぜんという語。すうにち。古くは「すじつ」。
小公子(1890‐92)〈若松賤子訳〉前編御前(ごぜん)には数日(スウジツ)前より、持病に悩まれて」 〔史記‐封禅書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「数日」の意味・読み・例文・類語

す‐じつ【数日】

すうじつ(数日)」に同じ。
「―をるうち」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉

すう‐じつ【数日】

2、3日か5、6日程度の日数。
[類語]二三日・一両日

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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