鏡(漢字)

普及版 字通 「鏡(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 19画

(旧字)
19画

[字音] キョウ(キャウ)
[字訓] かがみ・てらす・あきらか

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(きよう)。〔説文〕十四上に「景なり」とあり、畳韻の訓。古くは鑑といい、金文には監という。監は皿(盤)に臨んで見る形。古い鏡銘には略体としての字を用いる。

[訓義]
1. かがみ。
2. かんがみる、てらす、みる。
3. あきらか。
4. 馬のひたいの旋毛。

[古辞書の訓]
和名抄 加々美(かがみ) 〔名義抄 カガミ・ミル・アキラム・キヨシ・ウツス・テル・アキラカナリ・カガミル/臺 カガミカケ

[語系]
・景kyangは同声。監・鑑keam、光kuang、曠khuang、煌・晃huangは畳韻の語で、いずれも声義が近い。

[熟語]
鏡影鏡架・鏡花鏡戒鏡誡鏡監・鏡檻鏡鑒・鏡見鏡匣・鏡光・鏡・鏡象・鏡照・鏡色・鏡心・鏡水・鏡清鏡台・鏡断・鏡中・鏡・鏡天・鏡発・鏡鏡餠・鏡銘・鏡面鏡鸞・鏡裏・鏡輪鏡奩・鏡
[下接語]
映鏡・瑩鏡・円鏡・掩鏡・遠鏡・海鏡・開鏡・看鏡・鑒鏡・眼鏡・亀鏡・窺鏡・夾鏡・鏡・玉鏡・金鏡・月鏡・古鏡・合鏡・細鏡・執鏡・粧鏡・照鏡・浄鏡・心鏡・神鏡・人鏡・水鏡・清鏡・霜鏡・澄鏡・鉄鏡・天鏡・銅鏡・破鏡・氷鏡・俯鏡・芳鏡・宝鏡・法鏡・摩鏡・磨鏡・明鏡・幽鏡・覧鏡・鸞鏡・臨鏡・弄鏡

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報