金成町(読み)かんなりちよう

日本歴史地名大系 「金成町」の解説

金成町
かんなりちよう

面積:七八・一七平方キロ

郡北東部に位置し、北は岩手県一関いちのせき市、東は同県西磐井にしいわい花泉はないずみ町および若柳わかやなぎ町、南は志波姫しわひめ町、南西は築館つきだて町、西は栗駒くりこま町と接する。北部を有馬ありま川、その南を金流きんりゆう川が東流し、三迫さんのはさま丘陵が延びる。南部を三迫川が南東流し、同川左岸には金成耕土が広がり穀倉地帯となっている。国道四号に沿って沢辺さわべ・金成の町並が発達する。この町並には中世に臥牛がぎゆう館、金成のみなみ館など重要な拠点が置かれ、近世には宿場として賑った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報