精選版 日本国語大辞典「賞」の解説
しょう‐・する シャウ‥【賞】
〘他サ変〙 しゃう・す 〘他サ変〙 (「しょうずる」とも)
① 対象のもつ価値をほめる。もてはやす。賞賛する。また、目下の功績をたたえて褒賞する。
② 美しいものや趣のあるものを見て楽しむ。鑑賞する。
※中華若木詩抄(1520頃)中「花を賞してあそびしことも」
③ 中世の法律用語。ある事柄について、法律上の効力を認める。
※高野山文書‐建治二年(1276)六月五日・紀伊国阿氐河庄雑掌申状案「次於二庄家押妨一者、任二傍例一、賞二知行一、先可レ停二止地頭之妨由一」
しょう シャウ【賞】
〘名〙 功績に対して与えられる褒美(ほうび)。賞与。
※三代実録‐元慶八年(884)六月五日「朕聞定レ策之勲自レ古先録。又賞不レ踰レ月」
※平家(13C前)四「保元の合戦の時、御方にて先をかけたりしかども、させる賞にもあづからず」 〔史記‐商君〕
しょう‐・す シャウ‥【賞】
〘他サ変〙 ⇒しょうする(賞)
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