デジタル大辞泉
「観照」の意味・読み・例文・類語
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かん‐しょう クヮンセウ【観照】
〘名〙
※
異制庭訓往来(14C中)「菩薩行門何非
二度生之助品
一。薩婆若海何非
二観照之光明
一」 〔般若心経略疏〕
② 転じて、主観をまじえないで、冷静に
現実をみつめること。
※桐の花(1913)〈
北原白秋〉
感覚の小函「私はただ静かに
自分自身の心を観照して」
③ 美学で、美を直接的に認識すること。
美意識の知的側面の
作用を表わす
概念。
※竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈
長与善郎〉竹沢先生とその
兄弟「すぐれた
芸術家はその蜜の
甘露にぢかに溺れちまはないで、おのづとそれを自分の強い観照で漉すのだな」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「観照」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報