ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「異制庭訓往来」の意味・わかりやすい解説 異制庭訓往来いせいていきんおうらい 『新撰之消息』『百舌鳥往来』『森月往来』などともいう。南北朝時代の初学者向け教科書。1巻。江戸時代,虎関師錬の編とされたが,定かでない。正月から 12月までの行事や風物を述べた贈答の手紙を掲げ,貴族社会における知識百般を体得できるように工夫されている。中世往来物の一つ。『群書類従』所収。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報