見立てる(読み)ミタテル

デジタル大辞泉 「見立てる」の意味・読み・例文・類語

み‐た・てる【見立てる】

[動タ下一][文]みた・つ[タ下二]
見て選び定める。選定する。「着物の柄を―・てる」
病気を診断する。また、鑑定する。「医者が―・てたところでは軽傷らしい」「絵を―・てる」
別のものになぞらえる。仮にそのものと見なす。「市街中央を流れる川を京都鴨川に―・てる」
見送る。
赤駒門出をしつつ出でかてにせしを―・てし家の児らはも」〈・三五三四〉
世話をする。後見する。
「せめて三十二、三までとっくと―・て」〈浄・生玉心中
軽く扱う。見くびる。
「さても人を―・てるやつかな」〈浮・一代男・五〉
[類語]たとえるなぞらえる見なす擬する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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