西都[市](読み)さいと

百科事典マイペディア 「西都[市]」の意味・わかりやすい解説

西都[市]【さいと】

宮崎県中部の市。1958年市制。一ッ瀬川中流に沿い市街が発達する妻は古代から中世にかけて日向(ひゅうが)の中心で,樹齢約1200年といわれる妻のクス(天然記念物)が都万(つま)神社の境内にある。その西の洪積台地には国府跡,国分寺跡西都原(さいとばる)古墳群がある。市の東部に東九州自動車道が通じる。施設園芸が盛んで,生産量日本一のピーマンをはじめサヤインゲン,キュウリなどが栽培される。畜産も行う。北部山地では林業が盛ん。438.79km2。3万2614人(2010)。
→関連項目国富荘

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